劣等感でいっぱいだった新卒の私が日報によって自信をつけた話

執筆者: 佐藤健太
vol09
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劣等感でいっぱいだった新卒の私が日報によって自信をつけた話

執筆者: 佐藤健太

みなさんは普段、日報を書かれているでしょうか。私は入社以来、日報を書き続けています。
というのも、日報は私にとって変化のキッカケであり、それが自分に自信をもち維持する重要な行為だと考えているからです。

入社当初、なかなか自分に自信を持てずにいた私は、日報を書き続けることによって自分の変化を捉えて成長を促進することができ、それをキッカケに自信を持てるようになりました。
自分に自信を持てるようになった今も、その状態を保つために日報を書き続けようと思っています。

劣等感でいっぱいだった私が、なぜ日報によって自信を持つことができたのか。どんなことを考えて取り組んでいるのか。私なりの、日報についての考え方を記してみようと思います。

「同期の中で一番頭が悪い」と思っていた入社当初から、自信をもつまで

私は、入社当初なかなか自分に自信を持てずにいました。

自分のことを、もともと不器用だと思っており、強い劣等感を感じていました。
働きはじめてからようやく、不器用であることの良い面にも気づけましたが、それまでは他者から大きく遅れをとっていると認識していました。

そういった背景もあり、入社してから三ヶ月ほどの間、「13名の同期の中で自分が一番頭が悪い」と本気で思っているほど自分に自信を持てずにいました。
そして、自分が持っている最大限の能力を発揮することができていない感覚に苦しんでいました。

当時の私は、「自分が考えていることはすでに他の人も考えている」「自分は理解力が乏しい」「自分が知っていることは当然のように他の人も知っている」そんなことを思っており、会議で何も発言できない日々が続いていました。
劣等感から質問もできず、理解できないまま議論が進んでいき、最終的に自分が関わったアウトプットの意味を理解できていないという、とても情けない状態でした。

しかしその間も、「こんな情けない状態を変えたい」と思い、日報だけは書き続けていました。 そのなかで毎日の反省をおこない、常に「どうすればこの情けない状態から抜け出すことができるのか」を必死で考えていました。
その結果、徐々にではありますが「自分がどうすれば価値を発揮できるのか」を捉えられるようになり、その姿に向かって変化できるようになりました。そうして自分に対する自信を確立し、自分が持っている力をしっかりと発揮できている感覚へと近づいていきました。

Plan.

変化を起こすために書く

「日報」というと、その日の業務報告を思い浮かべるかもしれません。
しかし、私の場合は自分に自信を持つために変化することに重きを置き、業務内容に加え、その日の学び・反省を整理することに使っています。

前提として私の場合、自分に自信を持つためには、自分で自分を肯定できることが必要だと考えています。
日報によって学び・反省を整理することで、日々何かしら変化をつくって理想像としての自分に向かって変化し続け、それを実感しやすくなります。
日々変化に向かって行動し、変化を実感できると、自分が着実に成長していると、手触りを伴って感じられます。
そのため、日報は「自分で自分を肯定できる」ようになるために有効な手段だと感じています。

学び・反省の箇所を項目として分けると、

  • 起こった事象(ポジティブなことなのか/ネガティブなことなのか)
  • 事象を引き起こした原因
  • ポジティブな事象の効果をより高める/ネガティブな事象を解消するための行動
  •  

    となります。

    まず、その日に起こったことを事象として見るという意識を持つことで、無意識的に流してしまっていた課題を、しっかりと課題として捕まえやすくなります。
    そして課題を捕まえられると、少なくともそれを解消した姿が、理想像としての自分に近づくことなんだ、と捉えやすくなります。
    たとえば、事象として意識し「仕事の速度が遅い」と気づければ、自分が理想として描いているのはもっと早い状態なんだ、と気づくことができる、ということです。

    明確ではないものの、なんとなくなりたい姿があったとき、少なくとも、もっと仕事を早くできるようになることが、その方向性に一致しているんだと気づくことができます。

    そうすると、理想像としての自分に近づくためにとるべき行動を捉えやすくなります。
    これは、「上記のように理想像としての自分を捉えられると、『同じ仕事を、質を保った上でもっと早く進めるにはどうすればいいのか』と考えるためのキッカケを得ることができる。
    すると、『仕事が遅くなっている原因は何か』を捉えようとし、その原因を捉えられれば、『それを解消するためには、何をすれば良いのか』を考えられるようになる」ということです。
    そうして、「理想に向かった行動」を具体的に捉えやすくなります。

    そうして、自分が変化したい方向性を捉え、そのための行動を起こすことで自分を肯定できるようになると、結果として自分に自信を持てる状態に近づくことができると、私は感じています。

    言語化によって得られること

    また、何かに悩んでいるとき、言語化することで変化のための行動を具体的にイメージしやすくなります。

    悩んでいる状態というのは、何かがうまくいっておらず、それには気づけているものの、たいてい「どうすればうまくいくように変化させられるのか」を捉えられていないことが多いと考えています。そして、それを捉えられていない原因の多くは、

  • 具体的に何がうまくいっていないのかを捉えられていない
  • (それゆえに)なぜうまくいっていないのかを捉えられていない
  •  

    という二点に集約されることが多いのではないでしょうか。

    こういった状況に対し、「書く」という行為によって目に見えなかったものが見えるようになり、変化のための行動を具体的に捉えやすくなります。

    変化のキッカケとしての日報

    私のように、自分に劣等感を持ってしまい自信を持ちづらい人が自分の最大限の力を発揮するためには、ベースとして自分に自信を持てていることが必要だと思います。
    自信を持つためには、自分で自分を肯定できることが必要であり、そのためには、たとえ小さなものでも変化を起こし続けることが必要だと私は思っています。
    日報を書くという行為は、 そんな変化のキッカケとして、私にとって非常に大切な行為です。
    そんな意味で、新人が日報を書く、ということは実は結構意味のあることなのかもしれません。

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    執筆者:佐藤健太
    2015年 ネットプロテクションズに入社。
    システム開発未経験からビジネスアーキテクトグループとして開発に従事。
    大学院で、時代における主要な技術が人間の思考や表現にどのような影響を与えているのか、といったメディア論を専攻していたことから、テレビやインターネットだけでなく、技術全般も含めた広義の「メディア」に興味を持つ。
    今後は、大学院で学んだことを活かしながら、社会にインパクトのある価値を与えられるようなサービスづくりをしたいと考えている。
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