コンセプト

知見にふれる、未来がひらく

現代は、「VUCA」の時代と呼ばれている。

「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を並べたこの言葉が意味するところは、「変化が激しく予測不可能な世界」であり、とどのつまりカオスな社会ということになる。

急速なテクノロジーの発展は、次々と新しい価値観を生み出し、昨日までの常識が、明日には非常識になることも珍しくなくなった。それはAIが発達すれば、さらに加速していくことだろう。わたしたちが生きているのは、そんな激動の時代だ。

「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」と語ったのは、アメリカの計算機学者のアラン・カーティス・ケイ。予測不可能だからこそ、理想の未来はシビれるくらい頭を振り絞って、自分たちでつくり出そう。そして、それを手に入れるために、みんなで行動に移そう。一人ひとりの力は、そんなに大きくないかもしれない。でも、ともに歩む仲間がいれば、きっと社会にポジティブなインパクトを与えるムーヴメントになる。

『THINK ABOUT』は、そうしたコミュニティが集うプラットフォームであり、ウェルビーイングな生き方を世界中から探し出すメディアでもある。

どこにたどり着くかわからない列車に飛び乗り、これから起こることに対して不安と期待、そして希望を抱く。だけども、常に柔軟な感受性をもち、多様な価値観に対してオープンでいられれば、凝り固まった頭では見えなかった、未知なる世界を歩くための地図が見えてくるはずだ。

世の中が考える、アタリマエの先へ。人々の心を突き動かし、未来への羅針盤になること。それこそが、『THINK ABOUT』が追い求める理想の物語である。