宮田真雪 | デザイナー
慶應義塾大学文学部図書館・情報専攻卒。新卒で印刷会社にてセールスプロモーション企画営業を経験した後、Web広告のコンサルタント、Webメディアの制作ディレクターなどを経てネットプロテクションズに入社。現在は、企業間取引向けの後払い決済「NP掛け払い」およびコーポレート領域のコミュニケーションデザインを担当。

音楽活動からデザインの楽しさを知った

Q デザイン経験のない宮田さんが、なぜネットプロテクションズでデザイナーになったのでしょうか。デザインに興味を持つようになった経緯を教えてください。

A これまでに所属した会社では、Web広告のコンサルティングやWebメディアのディレクションを担当してきました。Web広告やWebメディアの仕事の中でデザイナーとやり取りする機会が増え、実際に手を動かすデザイン業務に少しずつ興味が湧いてきました。

最も大きなきっかけとなったのは、趣味で続けている音楽活動のために自分でデザインしたことだと思います。学生の頃から10年ほど続けているバンド活動の集大成として音源をカセットテープにしたいという思いから、音源のコンセプトをもとに私がカセットテープのデザインを担当しました。ずっと続けてきたバンドでしたので、愛着のある曲のためにデザインをするのは、とてもワクワクする作業でした。他のバンドメンバーからも色んな意見をもらいながら、世界観を作り上げていくことの楽しさと充実感を体験できました。その時、デザイナーが持っている情熱の理由を少し理解できたような気がしました。

ネットプロテクションズには、社員の志や情熱を尊重する風土があり、デザイン未経験でもデザイナーとして働くチャンスをもらえました。今はその期待を裏切らないように全力で毎日を過ごしています。

上流と下流をデザインでつなぎたい

Q コーポレート領域のコミュニケーションデザインとは、具体的にはどのような仕事でしょうか。また、どのようなことを意識していますか。

A 現在、会社の中長期的なブランディングの方向性を策定するコーポレートブランディングを担当しています。このプロジェクトは会社の現在地を明確に認識するために、多くのステークホルダーへのインタビューからスタートしました。インタビューで得た会社への期待や改善すべき点などの情報を整理しながら、「ネットプロテクションズらしさ」を深堀りしました。さまざまな視点からの考えを知ることは、コミュニケーションデザインを考える上で、とても貴重な経験になりました。

私が業務の中で常に意識しているのは、上流と下流をつなぐ、一貫性あるクリエイティブです。Web広告やWebメディアに携わっている時に感じたのですが、デザイナーが作業する下流にコンセプトと表現方法が降りてきた時には、すでにコンセプトと表現方法との間に矛盾が発生していることがあります。そこからいくら頑張っても、その矛盾を改善できそうにはありませんでした。一方で、上流でのコンセプト会議と下流でのデザインにデザイナーが携わることができれば、一貫したクリエイティブが実現できそうだと思っていました。

ネットプロテクションズは、柔軟性と変化を歓迎する組織体質がありますので、情熱を持って望めば、上流の戦略会議にも参加することも可能です。現在はコーポレートブランディングの定例会議にも出席して、自分の考えを伝える機会があります。今後はもっと経験を積んで、あらゆる角度から見て矛盾がなく、みんなが納得できるプランを提案していきたいと思っています。

基礎力を高めながら、目標に挑む

Q 宮田さんが取り組んでいることや、今後の目標などを教えていただけますか。

A 今年からデザインの基礎力を身につけることに力を入れています。デザイナーを目指し始めたタイミングが遅かったので、戦略的に動かなければ追いつけないと思っています。通常のデザイナーがカバーしている全ての分野をカバーするのではなく、まずは弊社のコミュニケーションデザイナーにとって重要な分野のみに絞って、質の高いスキルを身につけたいと思っています。社内の経験豊富なアートディレクターから写真とタイポグラフィの基礎についてのレクチャーを受けています。

新しい視点で考えるトレーニングとしては、「販促会議 企画コンペティション」や「メトロアドクリエイティブアワード」といった広告コンペの企画に応募しています。与えられたお題に対して、いつもの業務とは違ったお題について思考を巡らせることで、思考の幅が拡がっていく感触があります。通勤電車に乗っている時、スーパーに買物に行く時、カフェで友人と話している時など、人の行動をあらゆる角度から観察と分析を繰り返して、アイデアの種を探していきます。このような挑戦を何度か続けて、2020年に応募した販促コンペでは審査員賞をいただくことができました。

将来、「これ以外にない」と言えるデザインをつくることが目標です。完成したデザインを見て、「あれはもっとこうできた」「こっちの方向にすべきだった」と反省点が常にあります。そのような反省は簡単になくせるものではないですが、多くの人を納得させられるデザインや何十年も残り続けるデザインがつくれるようになりたいです。そのためには、とことん細部までこだわり抜き、人の期待を超えられる制作物をつくることを心がけていきたいです。

スキル向上のために宮田が撮影した天然石の写真

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