こんにちは、「NP掛け払い」マーケティング担当の三雲です。 

去る7/19に、株式会社ユニラボの皆さまと「HARD THINGS Partners 第五弾-チームビルディングと題した勉強会を開催しました。

テーマは「チームビルディングにおける合意形成」

今回のテーマは、チームビルディングにおける合意形成です。

ユニラボさまと弊社では、合意形成(コンセンサス)というプロセスを大事にしています。組織が拡大するにつれ所属するメンバーも増えていき、多様な価値観が組織の中に持ち込まれるようになります。そのため、事業推進や企業ビジョンの実現を全員で一丸となって達成するためには、お互いの価値観を理解し合う必要があると考えています。

本勉強会では、合意形成を実践する中で直面している「HARD THINGS」について両社で議論をしました。

勉強会参加メンバーのご紹介

日本最大級のBtoB受発注プラットフォームでお馴染み、「アイミツ」事業部のみなさま。

人事採用担当:門野さん(左)
カスタマーサクセス:今泉さん中央)
経営企画部長:熊谷さん(右)

企業間における未回収保証型の請求書払い代行サービスを提供する、当社ネットプロテクションズ「NP掛け払い」事業部のメンバー。

ビジネスディベロップメント :小山(左から一番目)
カスタマーサービスグループ:長谷川(左から二番目)
カスタマーサービスグループ:堤(左から三番目)
マーケティンググループ:三雲(右)

メンバーの納得度を高め、事業推進を加速させる「合意形成」

「合意形成」。関わるメンバーが納得度高く業務を推進できる上で必要とされるこの言葉。

弊社では、事業部の重要方針を決める際、下記のプロセスを踏んでいます。
①セールスやCSなどのチームからの有志による検討プロジェクトが発足。
②プロジェクトメンバーによる草案の策定及び事業部に対しての提示。
③草案を基に事業部に所属する全メンバーで議論を行い、方針を決定。

企業の成長過程においてメンバーが増えていくことで、多様な価値観が組織の中に持ち込まれ、事業推進や企業ビジョンの実現に対する捉え方も多様になります。

メンバーそれぞれの多様な捉え方があるにも関わらず、ある個人の解釈で推進しようとすると、異なる解釈をしているメンバーの納得度が低くなることがあります。それは、そのメンバーの生産性の低下、退職リスク、部門間の不和など組織課題の起点になり得ます。

ユニラボさまと弊社では組織の拡大に伴い、合意形成が重要性を増していると考えています。

合意形成は、価値観が異なる人の意思を尊重し理解し合うために行います。結果として、関わるメンバーの相互理解により、推進しているものが協力し合える状態が築かれる、と両社はメリットを感じています。

一方で合意形成を目的化し、時間をかけすぎることはあまり意味がないのではないかと議論に上がりました。繰り返しになりますが、合意形成は、価値観が異なる人の意思を尊重し、理解するために行います。そもそも意思がなければ理解する対象がなく、合意形成できません。メンバーの事業推進や企業ビジョンの実現に対する意思が必要になります。

弊社では「つぎのアタリマエをつくる」ために、独自の信用を創造し商取引をスムーズにする事業推進と合わせて、個人の志を尊重し社会価値を最大化するティール型組織を目指しています。個人の志を尊重する組織としてメンバー間の合意形成は、物事を進めるためには必要なプロセスだという共通見解があります。

個々人が成長し続けることも必要

多様な価値観が組織の中に持ち込まれている中で、ティール型組織に魅了され入社されるケースも少なくありません。組織運営に携わることに高い関心があっても、事業を推進させる業務領域には関心が薄い状態のメンバーも存在しており、任されたはずの業務がなかなか推進されずに時間が経ってしまうことがある、と弊社メンバーから声が上がりました。

事業推進や企業ビジョンの実現に対する捉え方が多様となる環境下では、合意形成と並行し、一人一人が関心の幅を広げたり、行動する範囲を広げたりしなければ、部署や企業全体の成長が止まると感じました。

ただ、人間誰しも得手不得手や好き嫌いが当然あります。能動的に関心の幅を広げたり、行動する範囲を広げることが難しい人もいるでしょう。そこで、ユニラボさまと弊社で考えた関心の幅を広げる、行動する範囲を広げていくポイントを紹介したいと思います。

①関心の幅を広げるポイント
気持ちが乗らない中で、無理やり関心を持とうとしても長続きはしません。
まずは、自身が気持ちが乗るときの特性を捉える必要があります。弊社の新卒が、企業理念やミッションに共感できるかどうか〜「決済」に全く関心がなかった私たちが、後払い決済のパイオニア企業であるNPに入社を決めた理由〜で述べていますが、自分自身の意思決定における納得感を醸成する上で重要な観点(要素)が何かを捉えること、そして気持ちが乗らない対象を前述の観点から捉えることが重要になると議論にあがりました。

また、1人で捉えることが難しいのであれば、他者に助けてもらうことも良策です。例えばユニラボさまでは、相互理解の場として1対1の飲みの機会を作ることを推奨しています。フラットに違いを理解し合う場を設けて、自身の特性を捉える機会を作っています。

②行動の範囲を広げるポイント
行動には責任が伴います。行動できない理由は関心の幅が狭いだけでなく、責任に対する捉え方がネックになっている可能性があります。これまでの経験上、上意下達&上が責任は負ってくれる組織スタイル(ex.部活)しか所属してなかった人からすると、責任をポジティブに認識していない人もいます。

バックグラウンドが異なれば、何をやって良いのか悪いのか判断基準も異なります。例えば、前組織のスタイルが前提にあり、承認がもらえるまで動いちゃいけないと思っている人もいると話題になりました。

目指している組織スタイルと合わせて、責任の捉え方をサボらず言語化することが重要だと議論に上がりました。

参加者の感想

白熱した議論を終えたあと、参加者の感想を集めました!「HARD THINGS Partners 第五弾- チームビルディング」の雰囲気を感じてもらえたらと思います。ぜひご覧ください。

ユニラボ社

熊谷さん
組織について考えるとても意義深い時間でした!隠し事なく本音で議論に臨んでいただいたNPメンバーの皆さんに感謝です。フェーズの先にいる会社から学ばせてもらう観点がたくさんあり、今後の組織作りにしっかり活かしていきたいと思います!

門野さん
初めはどうやって同じテーマについて話し合えばいいか迷っていた部分もあったのですが、前提がすり合ってくると強く共感することがあったり、質問やツッコミがどんどん飛び交ったりと非常にたのしく学びの多い場でした。お話する中で、両方の会社で「当たり前」だと思っていることが全く違ったり、逆に大事にしている価値観に共通点があったりと、新しい発見が多くありました。この場を頂けたことに感謝でいっぱいです。今回をきっかけにまた別のテーマでもお話してみたいです。

今泉さん
初めての経験でしたが、気づきが多く非常に勉強になりました。フェーズの違いにより悩むポイントも変わってくる一方で、考え方というか向きたい方向性は近しいような気もして、お互いの立場ならではの意見が飛び交っていたのが本当に面白かったです。ありがとうございました!

当社

長谷川
他社とディスカッションをすることで、自社内で無意識的に行っていることなどに対して改めてどうしてやっているのか、どうしていくといいのかを問い直す良い機会になりました。またフェーズや業態業種は違えど、組織まわりはどの会社にとっても共通課題になりやすく、大変有意義な場になりました。

小山
会社のフェーズや事業の違いはあれど、共通のテーマに対して互いが発散し、議論し、それらを深掘りしていくことでの両社参加者それぞれが「はっ」と新たな発見や気づきができ、時間を忘れて熱中する、とても楽しい時間でした。まさに「集合知」のすばらしさが体感でき、今後もまた是非お話したいです&世の中に発信したいですね。


過去の自社の状態を、フェーズが少し違うユニラボさんの状態を通しイメージできて、大変興味深かったです。現在の社内の施策の背景への理解もはかどりました。会社が成熟する中で、獲得したもの、失ったものそれぞれありそうですが、成熟や拡大を言い訳にしたくないと思いました。

三雲
組織が拡大するに連れて、事業推進や企業ビジョンの実現に対する捉え方が多様になる。この制約にどのように向き合えば、ポジティブな効果が生まれるのか考えて続けました。今回、ユニラボさまと議論する中で、事業部や企業全体の成長を意識し「合意形成」に努めることの重要性を感じました。ありがとうございました!

さいごに

誰かが直面している「HARD THINGS」は、他の会社の人もきっと直面している。

同じ難問を抱えているなら、会社の垣根を超えてフラットに一緒に「HARD THINGS」を乗り越えていけばいいんじゃないか

その想いから「HARD THINGS Partners」を立ち上げました。

「HARD THINGS」に悩んでいるなら、一緒に考えましょう!興味ある方は、お気軽にご連絡ください。

連絡先はこちら( マーケティングユニット:三雲 )

✉️E-mail : mmikumo@netprotections.co.jp
Twitter:@MasahitoMikumo

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