企業の持続的成長は、社会や経済における大きなテーマです。そのカギとなるのが、多様なバックグラウンドや視点を持つ人材がいきいきと活躍することができる環境づくり。ネットプロテクションズ(以下:NP)では組織風土から制度づくりまで、企業成長や社会貢献に繋がると信じたことに対して誰もが熱中できる環境を追求してきましたが、実態のところはどうなのでしょうか?
今回、マーケティンググループの現場で活躍するキャリア豊富なミドル女性社員3名に「働きやすさと働きがいを支える環境」「今後のキャリアビジョン」などについて、本音でいろいろと話してもらいました。

若手が育ち、ミドルが活かされる——世代を超えた相乗効果

ーみなさんの現在の業務内容をお聞かせいただけますでしょうか

(伊藤)国内BtoC向け後払い決済サービスの認知度向上と販売促進を目的に、営業、プロモーション、PRなどの施策を戦略的に展開しています。他部門と連携しながら課題解決に取り組み、企画から実行まで幅広く関与し、事業拡大に向けて活動しています。

(真田)企業の認知度向上を目的に、メディア対応や情報発信、企業イベントの企画運営などPR施策を推進。また、自身の会社では、様々な業界の企業に広報支援を提供しています。

(根岸)採用市場でのNPの認知度向上と企業理解の促進を目的とした採用マーケティングや、オウンドメディアの企画運営を推進しています。また、従業員エンゲージメント向上のため、インナーブランディングにも注力中です。

(真田)伊藤さんは中途で入社されていますが、前職までとNPとの違いをどのように感じていますか?

(伊藤)まず最初に感じたのは、社員構成が一般的な上場企業とは異なっている点です。NPの正社員の平均年齢は30歳、半数以上が20代。ここ1〜2年での中途採用により経験豊富な社員が増えているとはいえ、現在でも中途社員比率は全体の35%ほどに過ぎません。同世代の社員が少ないという点は最初はやや気がかりだったのですが、NPの若手社員は非常にチャレンジ精神旺盛です。私もこれまで自身が培ってきた経験を彼らと共有し合いながら、互いにシナジーを生み出せていると思っています。

(真田)確かに、NPは若い力が集まる組織だと思います。個人的には、若手社員と働くことで、無意識に陥りがちな保守的な考え方をブラッシュアップするきっかけになればと考えていたので、彼ら/彼女らとの関わりが、私にとって大きな学びの機会となっています。自身の経験を活かしながら若手と連携し、互いに学び合うことで、組織としての力を高められていると思います。

(伊藤)またNPは顧客と長期的な関係性を構築するストック型ビジネスモデルを基に事業を展開しています。この仕組みにより、新しい顧客を次々と獲得し続ける必要があるフロー型ビジネスに比べて、営業やマーケティングの負担を抑えながら効率的に事業を進めることができます。また、業務の性質上、立ち仕事が多いわけでもなく、働きやすい環境が整っています。そして、個人のキャリアや希望を大切にする文化が根付いているため、復帰後に意向に反する配置転換がない点も魅力的だと感じています。

(根岸)真田さんも中途で入社されていますが、同じように感じることはありますか?

(真田)そうですね、私はいくつかの大手企業で働いていましたが、上意下達の典型的な組織でしたし、ティール型組織という、マネージャーが存在せずに会社と個人、社員同士のフラットな関係性を築くNPの組織とのギャップに最初は衝撃を受けました。
NPは、主に新卒からプロパーで活躍している若手が事業を牽引していると感じてます。一方で、私たちのような経験や専門的な知識を持つミドルな中途社員が相互に連携しながら、事業推進している点が特徴的だと思います。

(根岸)私は新卒入社で、伊藤さんや真田さんのおっしゃる「社員同士がフラットであり、若手社員が主体的に事業推進していること」という点はどの企業でも当たり前だと思っていました。ところが、中途社員が増えて様々な企業での働き方を耳にしたことで、自分が大変恵まれた環境にいるのだと再認識しています。これまで新卒の若手社員で試行錯誤していた状態に、経験豊富な新たな中途メンバーが加わったことは、非常に心強く感じています。

公平な環境が生む、挑戦の機会

(伊藤)根岸さんは、約1年間の産休・育休を取得されたとのことですが、復帰後の働き方に変化や、現在の心境についてお聞きしてみたいです。

(根岸)この点も外部の人や中途社員の話を聞いて認識したのですが、NPでは、フレックスタイムやリモートワークなどの制度が整い、子育てと仕事を両立しながらでも無理なく働けます。週1回必ず出社しなければならないといった縛りなどは無く、各自のライフスタイルに合わせてフルリモートも調整可能です。とはいえNPでは働くメンバーと顔を合わせたコミュニケーションも大切にしており、私自身は何やかんや週1で出社しています。
NPで特徴的なのは、プロジェクトごとに柔軟にメンバーを編成し、業務分担を調整できる点です。NPは「ティール型組織(※1)」で従業員一人ひとりが自律的に動ける企業風土になっています。そのため、誰かが抜けた場合でも、主体的に業務をこなすメンバーが多いので必要なリソースを柔軟に補完しあえる仕組みができています。これにより、業務に穴が開いても業務を推進しやすいです。
また産休明けから子育てをする中、限られた時間の中で業務を遂行しなければならないので、業務効率を考えるきっかけとなりました。以前は一人で業務を完結させることが多かったのですが、周囲を巻き込んで進めるプロジェクトの割合が増え、リーダーシップやプロジェクトマネジメントの視点も身についてきました。

(根岸)仕事と子育てを両立されて私より先輩になる伊藤さんですが、NPはその両立を支える環境になっているのでしょうか?

(伊藤)NPでは、ライフスタイルに応じたフルリモートワーク、週1回の出社など柔軟な働き方が可能なのに加えて柔軟な組織、主体的なメンバーで構成されるため、「働きやすさ」の点では問題無いと思います。加えて360度評価という社員同士が評価する仕組みを採用し、また、社員が挑戦したいことに手を挙げられる環境もあり、業務時間の20%を使って主要業務以外にも取り組める制度が整っています。私の場合は、2つの事業で幅広いマーケティング業務を担当させていただいています。
こうした公平でチャレンジできる環境だからこそ、個々の努力や挑戦が正当に認められ、自分の強みを活かしながら成長し続けることができています。私はそこに「働きがい」を感じ、自らのキャリアを主体的に築けています。

(根岸)仕事と家庭のどちらに対しても妥協せず、自分のキャリアを築きたいと考える人には、NPは非常に適している環境ですね。真田さんは、NPの業務とご自身の会社経営をどのように両立されていますか?

私は現在、NPでは正社員ながらもフルタイムではない働き方でありながら、自分の会社の経営もしています。会社経営で培った経験をもとに、NPの事業成長に直結するようなプロジェクトに挑戦しています。NPと自分の会社、それぞれの仕事で得た経験や知識が相互に役立つ関係性を築けており、まさにシナジーを実感しています。NPではプロジェクトや有志で主体的に動く風土があり、個人で動くことが多い自分の会社とは異なる環境だからこそ、多くの学びと挑戦があります。時には大変さも感じますが、それ以上に自分の成長に繋がっていると実感しています。さらに、私のような働き方に対して、人事や労務が柔軟に対応してくれる環境が整っており、新しい働き方を受け入れてもらえていることに感謝しています。そんな環境だからこそ、自分も頑張ろうと思えるモチベーションの源泉になっています。

「働きやすい」だけじゃ終わらない。「働きがい」の追求

ーみなさん、これからどのように活躍していきたいですか?

(伊藤)前述したようにNPでは制度や仕組みが整っているので、ライフイベントを理由にキャリアの選択肢が狭まることはなく、むしろ多様な働き方を通じて新たな挑戦が可能だと思います。私も、自身の業務を通じて会社の成長を後押しするきっかけをつくれるよう、責任をもって日々取り組んでいきたいと考えています。目先はBtoC向け後払い決済サービスの認知度向上と販売促進のため、営業、プロモーション、PRなどの戦略的な施策展開で、事業拡大に貢献できるよう、リードしていきたいです。

(真田)年齢や業務経験が積み重なってくる中で、自分自身の「働く」に対する価値観も変わってきており、今のフルタイムではない働き方が私なりの答えです。そこを意識しながら業務の質をもっと高めたいと思っています。また、より大きな責任をもって成果を出し続けて企業貢献できる存在にならなければと思っています。

(根岸)私はまさにお二人のような立場を目指していきたいと考えています。事業成長に貢献できるマーケターとして活躍できるようにスキルを磨きながら、子育ても楽しみ、自分らしいキャリアを築いていきたいと考えています。仕事には妥協せず成果を出し続けることを大切にしつつ、家庭との時間も充実させられるよう、柔軟な働き方を模索していきたいです。また、新卒で入社して以来、今ではミドル層となり、会社の成長とともに自分自身も変化を遂げなければと感じています。今後はNP社員が安心して挑戦し、前向きにキャリアを築いていけるよう、自分自身がロールモデルとなることを目指したいです。

(伊藤)みなさんそれぞれ多様な働き方の中で自分に合うものを模索しながら、自身のキャリアを切り拓いているのですね。NPが事業成長と組織の深化の両軸を追求し続けるにあたり、今後どんなメンバーに参画してほしいですか?

(根岸)自ら責任を持ち、成果を追求できる人に参画してほしいと考えています。NPは柔軟な働き方が可能で、働きやすさも感じられる環境ですが、それを享受するためには大きな責任を果たし、成果を出すことが求められます。この点にコミットできる人にとって、NPは働きがいがあり、自分らしく力を発揮できる会社だと思います!

(※1):マネージャーが存在せず、会社と個人、社員同士のフラットな関係性を築く組織

ブログ内検索

関連ブログ

View More